本文
宝勝寺は約400年前に建立され、旧甲州街道「犬目宿」のお寺として栄えていました。現在の住職で20代目となり、非常に長い歴史を持っています。
境内には、高さ7mを超える一本堀の石像が祀られているほか、夏の様々な種類のアジサイや、秋の紅く染まったもみじというように、美しい四季の移ろいを感じさせる魅力も存在しています。また、宝勝寺は富士山が美しく見える場所でもあり、葛飾北斎の「富嶽三十六景」、歌川広重の「不二三十六景」の富士山はこの辺りから描かれたと伝われています。さらに「桃太郎伝説」に縁があると言われており、その地名から物語に登場する犬のお寺にもなっています。
近年、国内にある人工林が高齢化しており、森林の荒廃に歯止めをかけるために間伐が必要となっています。その際に生じる「間伐材」を有効活用する方法について、宝勝寺を始め、地域おこし協力隊や森林組合、地元企業が協力して模索。その結果、御朱印帳への使用に辿り着きました。
御朱印帳に使われている経木紙は、全国的にも珍しいものであり、一つ一つ職人の手作業によって作られています。また、「宝勝」のデザインは甲州桃太郎伝説をもとにしており、様々な思いが込められています。
・御朱印帳「宝勝」
地元山梨の大自然で育った杉を、厚さ0.15mmで削る職人の技術によって作られた御朱印帳です。甲州桃太郎伝説をもとにしたデザインが特徴です。
・宝勝寺のホームページ<外部リンク>
・ふるさとチョイス<外部リンク>