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大越路農園(おおこうじのうえん)は、椎茸を中心に野菜やきのこの栽培を、家族で行っている農園です。
近年、日本では、菌床栽培(湿度や温度を管理する施設などで、椎茸の菌に人工的な養分を与える栽培方法)の椎茸が主流になっていますが、大越路農園では、昔から伝わる原木栽培(伐採した原木にシイタケの菌を植え、自然環境下で育てる栽培方法)が続けられています。
原木での栽培は、木の切り出しや椎茸の菌を植える植菌作業などが必要で、さらに自然環境の中で数年かけて育てるため、非常に手間や時間がかかります。しかし、菌床栽培のものと比べ、肉厚でしっかりとした風味がある椎茸ができることで知られています。
原木栽培の椎茸をはじめとして、大越路農園は「自然の多い上野原市で、地場産業を残していきたい」という想いのもと、生きていく上で大切な「食」を届けています。
肉厚で原木ならではの風味が特徴の椎茸です。
ビタミンDが豊富に含まれる干し椎茸です。家庭で調理しやすいようにスライスされています。