保福寺の山門と鐘楼


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概要
保福寺の山門と鐘楼は、慶応元年(1865)に信州の工匠により再建されました。江戸末期の豪壮華麗な様式を示す寺院建築物で、組物や妻飾及び装飾的彫刻は意匠的・技術的に優れています。また、旧甲州街道の上野原宿や市場の経済的発展を象徴的に示す建物として、学術的・歴史的に貴重です。山門は唐門様式の四脚門(しきゃくもん)で、随所に施された彫刻や、組物・妻飾に江戸建築の豪華さがよく表現されています。鐘楼は市内では珍しい袴腰(はかまごし)形です。組物などの豪華な造りや、軒反(のきぞり)が強い伸びやかで整った姿が特徴です。