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住宅用火災警報器の設置について
設置と適切な維持管理を
住宅用火災警報器の設置義務化から10年以上が経過しています。
全ての住宅に平成23年6月1日から住宅用火災警報器の設置が義務となっています。
- なぜ設置するのか?
- 住宅火災による死傷者が増加傾向にあります。
- 住宅火災の死傷者は約9割です。
- 犠牲者の半数以上が、高齢者です。
- 死亡原因の7割が逃げ遅れです。
- どこに設置するのか
- 寝室就寝に使用する部屋の天井又は壁(取り付け義務化)
- 階段就寝する部屋のある階の踊り場の天井又は壁(取り付け義務化)
- 台所(取り付をおすすめ)
- 居室(取り付をおすすめ)
- どんな種類があるのか
- 壁に取り付けるタイプ
- 天井に取り付けるタイプ
- 電池を使うタイプ
- 家庭用電源(AC100V)を使うタイプ
- 煙式(光電式)
- 熱式(定温式)
- 設置場所をチェック
- 天井の取付位置(梁がある場合は梁から60センチメートル以上離す)
- 壁からの取付位置(天井より15センチメートル以上~50センチメートル以内)
- エアコンなどの吹き出し口付近取付位置(吹き出し口から1.5メートル以上離す)
- 技術上の規格に適合したものを購入しましょう
合格の表示(型式適合検定に合格したものである旨の表示)
- 悪質な業者に注意
- 「消防署の方」から来ました、この言葉にご用心、消防本部署は一般の家庭に住宅用火災警報器を販売することはありません。
- 値段の高いものを売りつけられないように注意しましよう。
- 住宅用火災警報器「設置済みシール」の配布
市の火災予防条例で警報器の必要な場所に警報器が設置されている住宅(世帯)に対して無料で配布しています。
- 住宅用火災警報器の効果
消防庁において、住宅火災における被害状況を分析したところ、住宅用火災警報器が設置されている場合は、設置されていない場合に比べ、死者数と焼損床面積は半減、損害額は約4割減した結果となりました。 - 定期的に作動するか点検を実施しましょう。
点検方法は、本体の引きひもを引くものや、ボタンを押して点検できるもの等、機種によって異なりますから、購入時に付属している取扱説明書を読み点検方法を確認しておきましょう。 - 住宅用火災警報器の取替え時期
住宅用火災警報器は火災を感知するために常に作動しています。その寿命は10年とされています。「いざ」というときに住宅用火災警報器が適切に作動するように、定期的に作動確認を行い、設置後10年を目安に交換しましょう。