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5.認知症の人への接し方

ページID:0002072 更新日:2023年1月23日更新 印刷ページ表示

食事をしたことを忘れて「食事はまだ?」と催促する

食べたこと自体を忘れてしまい、「おなかがいっぱい」という感覚が持てなくなっていることもあります。
こんなときは、食事とは別のことに関心をそらすことも一つの方法です。

食事をしたことを忘れて「食事はまだ?」と催促する
お茶や果物などを出して気持ちの切り替えを促しましょう。
待っている間に忘れてくれることもあります。
間食を想定して1回量を少なめにするなど1日の食事量に注意しましょう。

一人で外出して家に帰れなくなってしまう 家にいるのに「家に帰る」という

認知症の人が出かけるのには何か理由があります。外出の理由がわかると、どこへ行こうとしたのかを知る手掛かりになります。夜間に出かけようとする場合は、昼寝のし過ぎや日中の運動不足が原因となることがあります。

一人で外出して家に帰れなくなってしまう 家にいるのに「家に帰る」という

こんな対応を心がけましょう

  • 外出の理由を聞き、本人の思いにそって対応してみましょう。
  • 本人ができる軽い仕事を手伝ってもらい、日中の活動量を増やしましょう。
  • 一人で出かけるのに家族が気づくよう、玄関が開閉するときに音が出るような工夫をしましょう。
  • 衣服や靴、必ず持つものに連絡先を書いたものを付けておきましょう。
  • 近所の人や地域包括支援センター、警察署などに状況を伝えておきましょう。

こんな対応はやめましょう

部屋や家に閉じ込めて外出できないようにしたり、外出を無理に引き止めたりしないようにしましょう

認知症の人に接するときの基本姿勢

認知症の人への対応の心得”三つの「ない」”

  1. 驚かせない
  2. 急がせない
  3. 自尊心を傷つけない

具体的な7つのポイント

  • まずは見守る。
  • 余裕を持って対応する。
  • 声をかけるときは一人で。
  • 後ろから声をかけない。
  • 相手に目線を合わせて優しい口調で。
  • 穏やかに、はっきりした話し方で。
  • 相手のことばにゆっくり耳を傾けてゆっくり対応する。

認知症サポーター養成講座標準教材より

ふだんから、ご近所でのあいさつや日常の声かけが大切です。
その人に合った接し方をしましょう。