熱中症に注意しましょう！

ページID：0001261 更新日：2025年6月19日更新印刷ページ表示

熱中症とは

熱中症とは、高温多湿な環境下で、発汗による体温調節等がうまく働かなくなり、体内に熱がこもった状態をさします。
屋外だけでなく室内で何もしていないときでも発症し、場合によっては死亡することもあります。
熱中症について正しい知識を身につけ、体調の変化に気をつけるとともに、周囲にも気を配り、熱中症による健康被害を防ぎましょう。

どんな症状？

熱中症の初期症状には、めまい、立ちくらみ、生あくび、大量の発汗、筋肉痛、筋肉のこむら返りなどがあります。

症状が進むと、頭痛、嘔吐、倦怠感、けいれん、判断力低下、集中力低下、虚脱感などもでてきます。

熱中症の症状

出典：厚生労働省リーフレット「熱中症予防ために」より抜粋

どんな時になる？

次のような状況の時には、体温の上昇と調整機能のバランスを崩し、熱中症になりやすくなりますので注意しましょう。

気温・湿度が高く、風がない日。
閉め切った屋内。
急に暑くなった日。
高齢者や、肥満の方、体調不良の方、脱水・低栄養状態の方など、体温調節機能が衰えている方。
若く健康な方であっても二日酔いの時や激しい運動や慣れない運動を行った時。
長時間の屋外作業などで、水分補給ができない時。
乳幼児は大人よりも体温調節能力が未発達なため、特に注意が必要です。

熱中症かな？と思ったら（応急処置）

風通しのよい日陰やエアコンの利いた室内などの涼しい場所へ移動しましょう。

衣服をゆるめて寝かせ、うちわなどで仰ぎましょう。
顔、腕、両足など出ている部分を水で冷やしましょう。氷水で濡らしたタオルで拭いたり、当てたりしても効果的です。あれば扇風機も併用しましょう。
氷のうやアイスパックなどで太い血管が流れている首、腋の下、脚の付け根などを冷やすのもよいでしょう。

意識が正常な場合にはスポーツドリンクなどで水分と塩分を補給しましょう。

大量に汗をかいた場合には、経口補水液や、生理食塩水（0.9％食塩水）など濃い目の食塩水等で体調に合わせ水分と塩分を補給しましょう。
呼び掛けや刺激に対する反応がおかしい、など意識障害がある時には誤って水分が気道に流れ込む可能性があるため、無理に飲ませることは避けて下さい。「吐き気を訴える」または「吐く」という症状がある時は、口から水分を摂らせることは適切ではないため、医療機関での点滴等の処置が必要となります。

応急処置をしても症状が改善されない場合は医療機関を受診しましょう！

応急処置

出典：厚生労働省リーフレット「熱中症予防ために」より抜粋

熱中症の予防について

※熱中症になりやすい高齢者、子ども、障害者の方々は、より注意する必要があります。周囲の方からも積極的な声掛けをお願いします。

暑さを避けましょう。

室内の温度、湿度をこまめに確認し、エアコンや扇風機等で適切に管理しましょう。
できるだけ高温・多湿、炎天下での外出を控えましょう。
外出時は天気予報や「暑さ指数(Wbgt)の実況と予測（環境省ウェブサイト＜外部リンク＞）」を参考に、暑い日や時間帯を避け、無理のない範囲で活動しましょう。
通気性がよく、吸汗・速乾性がある衣類を選び、外に出る際は日傘や帽子を活用したり、日陰を選んで歩きましょう。
少しでも体調に異変を感じたら、涼しい場所に移動し水分を補給しましょう。
クーリングシェルター（指定暑熱避難施設）を利用しましょう。

※高齢者の熱中症の7割は屋内で起きているため、屋内にいても注意が必要です。

環境省のライン公式アカウント

環境省のライン公式アカウントに「友だち追加」して、熱中症警戒アラートや暑さ指数情報をチェックしましょう。

リンクから
https://lin.ee/mj3Kmwd＜外部リンク＞
QRコードから

こまめに水分補給をしましょう。

のどが渇いたと感じる前に、こまめに少しずつ水分補給をしましょう。(一般的に、食事以外に1日あたり1.2リットルの水分の摂取が目安とされています。ただし、アルコール類やカフェインが多く含まれているものは水分を排泄する作用があるため控えましょう。)
大量に汗をかいたときは市販のスポーツドリンクや経口補水液で塩分も補給しましょう。
入浴前後、就寝前、起床後は必ず水分補給をする。