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ザ フェイス オブ うえのはら 原田 明仁さん
星を観る会実行委員会 委員長 原田 明仁(はらだ あきひと)さん
昭和48年12月18日生まれで44歳になる原田さん。現在、星を観る会実行委員会の委員長を務め、秋山地区の星の魅力を子どもたちに伝える活動をしている。今から5年前、秋山地区連合会長になった時、地区会長の杉本さんが、元秋山小の先生から「秋山の星は綺麗だ」と話しているのを聞いた。それを受けて、地形やその他の環境から、秋山の星が非常に魅力的であることを再認識した原田さん。「みんなで集まり、星を楽しむ企画があったらいいね。」そんな大人たちのふとした思いから星を観る会がスタートした。
星の数と同じ、子どもたちの未来の選択肢
小さい頃から綺麗な星を当たり前に見ていると、その貴重さだったり、恵まれている環境に気づくのは難しい。当たり前のありがたみに気づいてもらいたい。同じ思いを持った大人たちが力を合わせ、会を実行してきた。今年9月22日(土曜日)には第5回となる「月夜と科学からのメッセージ」を開催。今年も星の鑑賞以外にも、工作やサイエンスショーなど、子どもたちが楽しめるプログラムを作り上げた。132名が参加し、アンケートではほとんどがまた参加したいという内容だった。
「星を観る会には実際の星を観るだけじゃない思いもあるんです。」と話す原田さん。「数え切れない星の数。同じように数え切れない仕事が世の中を作っている。子どもたちには数え切れない選択肢があって、それに気づいたり、その中から夢中なものをみつけたり、星を通じて自分なりの何かを得てくれたら嬉しいなと思ってるんです。」と秘めた思いを話してくれた。