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要害山
甲斐の国を守るため、かつての侍が見張った絶景を今覗く。
標高536メートル。お椀を伏せたような、きれいな半円を描く「要害山」。かつては甲斐・相模・武蔵の国境警備の砦とされ、上野原近辺の地域では最大の規模を誇る史跡です。戦国時代末期に築かれたと推測されています。山頂には秋葉大権現が祀られており、郷土の史跡を物語る貴な史跡となっています。現在も地域の人々の手によって大切に守られています。
鏡渡橋から尾続へのコースでは、まずアットホームな集落の風景から始まり、神社の横から登山がスタート。
要害山山頂では綺麗な富士山を見ることができるだけでなく、かつての砦の名残から、360度のパノラマを楽しむことができます。また、山頂に限らず所々現れるビューポイントもおススメです。
木漏れ日が溢れる木々に囲まれた道から、岩場のような道、雷の落ちたとされる木や、地元の人が目印として使っている枯れっ木など、目を凝らすと面白い発見があるかもしれません。
【オススメルート!】
上野原駅(飯尾・鶴峠・松姫峠行きバス<外部リンク>)→鏡渡橋バス停→要害山→風の神様→コヤシロ山→尾続山→尾続バス停
所要時間 約3時間半
歩行距離 約6km